日本初・日本唯一の指スケトラック。
これまで「UAG PRIDECK」と「HACK WHEELS」を開発した、UAG F.B。残るオリジナルパーツはトラックのみだった。自分たちのトラックに求める条件は3つ。重さ、高さ、強さ。めざしたのは、これらすべてを高い次元で実現する完璧なトラック。そして2021年冬、日本初で、日本唯一の指スケトラック「A-FRAME TRUCKS」が誕生。サーフィンにとって理想的な波であり、風やうねりの向きなど、あらゆる条件が揃ったときにだけ出現する、希少で、完璧な波「A-FRAME」をその名に冠した。波が左右に均等に崩れていく、まるで逆さ富士のようなカタチが特徴だ。
*「日本初・日本唯一」は2023年10月現在、自社調べ
追い求めたのは、重さ、高さ、強さ。
「A-FRAME TRUCKS」の重さ。反発力や遠心力が使えて、飛んでも回しても安定感がある。そして、この高さ。沈み込みが大きいぶん、躍動的な指心地が味わえる。そして、この強さ。激しく着地してもズレない。何度も図面を引き、金型を作り、試作品を作り、納得がいくまで追求する日々。そして、三拍子が揃った、UAG F.Bオリジナル指スケのラストピースが完成した...はずだった。
他社メーカーのトラックは、芯にシャフトを差し込む「シャフト構造」が採用されている。けれども、これまで「シャフトが軸ズレした」という声を聞くことが多く、実際にお客様からお問い合わせを受けることもあった。そこで当初、UAG F.Bのオリジナルトラックは「シャフト構造」ではなく、トラックとシャフトがひとつになった「シャフト一体型」に挑戦。試作品を何度も階段の上から強く叩きつけて試し、「これなら大丈夫だ」と発売。けれども、しばらくしてお客様から「壊れた」という連絡をいただく。やむなく、すべてリコールすることに。
1本1本に、技術と想いを込めて。
強度を増すためには、材質を変えるか、一般的な「シャフト構造」にするか。UAG F.Bは、スケボー同様の「シャフト構造」でさらなる強さを追い求めることに意思決定した。トラックにまっすぐ穴を開け、シャフトを圧入する。わずかに太さを変えたシャフトを何本も試すことで、最適な太さを発見。職人ならではの指仕事で、丁寧に圧入していく。これまで作り上げたトラックは、1,000個以上。進化した「A-FLAME TRUCKS」を待っていてくれるお客様のために、1本1本に心を込めた。リコールのお客様への発送手配も整えた。重さ、高さ、強さ。そして、技術や想い。今度こそ、トラックに求める条件の、すべてが揃った。
ディテールにも、こだわりを込めて。
「A-FRAME TRUCKS」は、表面処理が異なる「Chrome(クローム)」と「Shot blast(ショットブラスト)」の2タイプ。比較的人気なのが、艶があり、ツルツルした質感のクローム。そして、他ブランドにはなくレアなのが、細かい砂や鉄を吹きかけて粗く削り、ザラザラした質感のショットブラスト。どちらもお好みで選べる。
さらに、3種類のオリジナルブッシュ「BUSH-P(ピボット)」「BUSH-B(ボトム)」「BUSH-T(トップ)」も開発。専用設計だから、隙間が限りなく少なく、ブレやズレを防ぐ。反発力が強く、トリックしやすいのが特徴。
ピタッと食いつく、リアルな指心地。
「A-FRAME TRUCKS」の指心地は、指に食いついてくる感覚があり、力が抜けにくい。その理由は、オリジナルトラック&専用ブッシュによる精度の高さ。また、「ホイールベース」と呼ばれるトラックの前後のあいだの距離がやや広く、真ん中を押したときも、どちらか一方に寄ったりすることがない。そのため、テールだけをつぶしたい場合などもコントロールしやすく、指と指スケが連結しているようなダイレクト感を楽しめる。つまり、トリックしやすい。さらに、「A-FRAME TRUCKS」を装着した指スケは、デッキとトラックとウィールそれぞれの比重がスケボーとほぼ同じに。トリックのときや地面に落ちるときにリアルな動きになるため、見ていてテンションが上がる。
日本初・世界有数の指スケブランドへ。
UAG F.Bは、「A-FRAME TRUCKS」「UAG PRIDECK」「HACK WHEELS」と、すべてのパーツがオリジナルの指スケブランドになった。同じようなメーカーは、世界でも片手で数えられるほど。日本初で、世界有数の技術と想いをひとつにした、「UAG F.B Full Complete」も好評発売中。一度使ったら、その指心地の虜になるはず。すべてが揃った指スケを、キミに。すべては、世界中の指を楽しませるために。
動画でも詳しく解説しております。