指づくりへの想いとこだわりを紹介する「UAG QUALITY」。
高品質な素材、高精度な製法による、 UAG F.Bならではのクオリティを感じてください。


 

日本でUAG F.Bだけの、オリジナルウィール。

「自分でつくったデッキには、自分でつくったウィールを付けたい」UAG F.Bのウィールづくりへの挑戦は、ごく自然な流れだった。「海外のブランドがつくれるなら、自分たちにつくれないはずがない」そう信じて、ひたすら理想のウィールを求めて削り続けた。素材を「削る」ことによってウィールをつくっているのは、日本ではUAG F.Bだけ(自社調べ)。他のブランドがやらないということ、そして、今日までに削るための機械を3台買い替えていることが、いかに難しい製法であることを証明している。「指スケのウィールを削るための機械」というものはこの世に存在しないから、これはというものを試してみないと分からない。1912年生まれの3台目の機械と、それを扱う指を頼りに、「感覚」でつくる。つまり、指づくり職人とともに進化していくアイテムなのだ。

好きな指心地を、世界中の、すべての指に

指スケの指心地を大きく左右するウィールだから、その素材と製法にはとことんこだわっている。UAG F.Bのオリジナルウィール「HACK WHEELS」は、本物のスケボーのウィールを削り出してつくる「KEEP」と、ウレタン樹脂を成形した後に削り出す「BIRTH」の2タイプを展開している。そしてさらに現在、プラスチックを溶かして金型で成形する「PLAS」を開発中だ。2021年2月の販売開始を目指している。タイプはもちろん、カラーも、さらには直径や幅まで選べる「HACK WHEELS」。これもまたデッキと同様に、「世界中の、すべての指を楽しませたい」という想いからだ。

本物をどこまでも追い求める「KEEP」。

ウィールづくりでまず考えたのが、本物のウィールを追求すること。そこで閃いたのが、本物のウィールに近づけていくのではなくて、「本物のウィールからつくる」という逆転の発想だった。「KEEP」の素材は当然、本物のウィールと同じウレタンゴム。グリップ力が強く、ツルツルしたガラスでも安定するほか、アスファルトなどの荒れた路面でも力を発揮するのが特長だ。ちなみに素材となる本物のウィールは、エコの観点から、新品のものではなく中古のものを使用している。

1コのスケボーのウィールから、指スケ用のウィールが16コ、つまり4セットできる。「KEEP」の難しいところは、素材となるウィールの種類によって硬さが違い、削りながら丁寧に整えていく必要があること。そして、表面を滑らかにすることだ。これらは指づくり職人のスキルにかかっている。その精度は日に日に高まり、今では「指スケが地面を滑る音、トリックから着地する音まで、本物のスケボーに近づいた」と言う。

程よいグリップ力にこだわる「BIRTH」。

指心地にとって、とても重要なのがグリップ力。強すぎず、弱すぎず、程よいグリップ力を目指したのが「BIRTH」だ。そのために最適な素材であるウレタン樹脂を成形し、染料で色を付けてから、ひとつひとつ丁寧に削り出していく。また、トリックの衝撃によってウィールが外れることがないように、奥にいくほど小さくなる穴を開け、ベアリングをはめた後、ウレタン樹脂を塗って“蓋”をする。このような素材と製法への強いこだわりによって、屋内でも屋外でも使える、オールマイティなウィールが生まれるのだ。

「BIRTH」のもうひとつの特長は、その美しいカラー。光が通り抜けるほど透明感のあるウィールは、本物のウィールにはない新鮮な美しさがある。単色の美しさもさることながら、2色が混ざり合うマーブルカラーも印象的だ。染料の組み合わせによって無数のカラーをつくることができるが、その混ざり方は偶然的で、二度と同じものはつくれない。そこには、「世界にひとつだけ」という魅力がある。

さらに、新たな指心地を目指す「PLAS」。

そして今、開発中なのが、プラスチックを溶かし、金型で成形する「PLAS」。硬く、グリップ力が弱いためスムーズ。スライドを活かしたトリックがしやすいのが特長。また、ウィールに好きなデザインを印刷できるのも面白いところだ。2021年2月予定の販売開始を、乞うご期待。